受けられるケースは多くあります。ただし、開始時期は経腟分娩の場合より慎重に考える必要があります。帝王切開はお腹の手術をともなう出産であり、傷の回復には個人差が大きいためです。一般的には産後2〜3ヶ月以降、傷の痛みが落ち着き、健診で経過に問題がないことを確認してからが目安です(Minds掲載「産婦人科診療ガイドライン産科編2023」、厚生労働省「産前・産後休業を取るときは」等を参考。開始可否は主治医確認を優先してください)。わむず整体院では、開始前に主治医へ相談していただくことをおすすめしています。
帝王切開後の身体に起きていること
帝王切開では、皮膚だけでなくお腹の複数の層を切開しています(手術後の経過には個人差があるため、医学的な評価は出産した医療機関・主治医へ確認してください)。表面の傷がふさがって見えても、内部の組織の回復には時間がかかるとされ、傷あとの突っ張り感や違和感が数ヶ月続く方もいます。
一方で、妊娠・出産による身体への負担——ホルモンの影響で関節やじん帯が緩みやすい状態、妊娠中の姿勢変化、産後の抱っこ・授乳による腰や肩への負担——は、経腟分娩の方と同じようにかかっています。「手術の回復」と「妊娠・育児の負担」の両方を考える必要があるのが、帝王切開後のケアの特徴です。
開始時期の目安
一般的な目安は次の通りです(個人差があります)。
- 産後〜1ヶ月:回復最優先の時期。骨盤矯正は始めません。
- 産後1〜2ヶ月:1ヶ月健診で経過を確認。傷の痛みがまだある場合は無理をしない時期です。
- 産後2〜3ヶ月以降:傷の痛みが落ち着き、健診で問題がなければ、開始を検討できる時期。開始前に主治医に確認するとより安心です。
当院の産後の骨盤矯正は産後2ヶ月目以降が対象ですが、帝王切開の方は経過によって前後します。「2ヶ月たったから大丈夫」と機械的に判断せず、ご自身の傷の状態と体調を優先してください。
始める前のチェックリスト
- 1ヶ月健診(または産後健診)で経過に問題がないと言われた
- 傷を押したときの強い痛み、腫れ、熱感がない
- 傷あとからの出血・浸出液がない
- 発熱や強い倦怠感がない(厚生労働省の産婦健康診査事業では、産後2週間・産後1か月など出産後間もない時期の母体回復や精神状態の把握が示されています)
- 主治医に「骨盤まわりの整体ケアを受けてよいか」を確認した(電話や健診時の質問でOK)
ひとつでも当てはまらない項目がある場合は、開始を急がず、まず医療機関にご相談ください。
施術で配慮すること
当院では、帝王切開で出産された方には次のような配慮をしています。
- 予約時・問診票での申告:帝王切開であること、産後何ヶ月か、傷の状態を確認します。
- 体勢の調整:うつ伏せがつらい場合は、横向きなど傷に負担のかからない体勢で行います。
- 腹部への直接的な圧迫を避ける:傷あと周辺には直接強い圧を加えません。
- 当日の体調確認:産後は体調が変わりやすい時期です。当日つらい場合は無理せずご相談ください。
こんなときは医療機関へ
次のような場合は、整体ではなくまず出産した医療機関・産婦人科にご相談ください。
- 傷あとの痛みが強くなってきた、赤く腫れている、膿のようなものが出る
- 発熱が続いている
- 悪露が長引いている、急に増えた
- 傷あと周辺の強いひきつれで日常動作に支障がある
わむず整体院の産後の骨盤矯正
当院の産後の骨盤矯正は、「骨盤が締まる・元に戻る」という断定的な説明はせず、出産と育児で負担がかかった骨盤まわりの筋肉バランスや姿勢に着目したケアを行います。抱っこや授乳の姿勢のご相談も施術とあわせて承ります。
- 対象:産後2ヶ月目以降(帝王切開の方は経過に応じてご相談ください)
- 料金:初回6,600円(税込)/通常12,100円(税込)
- 初回は約60分(カウンセリング・検査 約20分/施術 約30分/説明 約10分)
- ご予約時に「帝王切開・産後◯ヶ月」とお伝えいただくとスムーズです
帝王切開後のよくある質問
Q. 授乳中でも受けられる?
受けられます。胸まわりの張りでうつ伏せがつらい場合は、体勢を調整します。ご来院前後の授乳タイミングのご相談もお気軽にどうぞ。
Q. 経腟分娩の場合と施術内容は違う?
「骨盤まわりの筋肉バランスと姿勢に着目する」という基本は同じですが、帝王切開の方は傷の状態に合わせて、体勢・圧のかけ方・施術範囲を調整します。検査の段階で傷あとの突っ張り感や痛みの有無を伺ったうえで組み立てるため、同じメニュー名でも中身はお一人ずつ変わります。
Q. 傷あとの突っ張り感も相談していい?
ご相談ください。ただし、傷あとそのものの治癒状態の評価は医療の領域です。突っ張りが強い・痛みをともなう場合は、まず出産した医療機関への相談をおすすめし、当院では傷あとに直接触れない範囲での姿勢・筋肉のケアを担当します。
施術と並行してできる、無理のないセルフケア
体調が落ち着いてきたら、次のような小さな習慣から始めるのがおすすめです(痛みがある場合は中止してください)。
- 深い呼吸:仰向けで膝を立て、お腹をゆっくりふくらませて吐く呼吸を数回。身体に負担をかけずに始められます。
- 抱っこ姿勢の見直し:赤ちゃんを身体に近づけて抱く、左右の腕を交互に使う、抱っこ紐の腰ベルト位置を調整する。
- 授乳環境の調整:クッションで赤ちゃんの高さを上げ、前かがみを減らす。
「運動しなければ」と焦る必要はありません。睡眠不足の時期は、休息も立派なケアです。
まとめ
帝王切開後の骨盤矯正は「受けられないもの」ではありませんが、傷の回復が最優先です。目安は産後2〜3ヶ月以降、健診での経過確認と主治医への相談を済ませてから。チェックリストを確認のうえ、不安な点はご予約前にお気軽にお問い合わせください。
渋谷・池袋で産後の骨盤矯正をお考えの方へ
わむず整体院は、初回約60分のカウンセリング・検査で身体の状態を確認してから施術を行う整体院です。ご予約は24時間WEBで受け付けています。
- 渋谷宮益坂院:東京都渋谷区渋谷1-8-6 宮益坂STビル5F(渋谷駅B3出口より徒歩4分)/TEL 03-6712-6107
渋谷宮益坂院のWEB予約はこちら - 池袋院:東京都豊島区東池袋1-40-1 クロサワ駅前ビル6F(池袋駅東口より徒歩3分)/TEL 03-6709-1409
池袋院のWEB予約はこちら
受付時間:月・火・木・金 10:00〜13:00/15:00〜20:00、水 15:00〜20:00、土 10:00〜13:00/15:00〜18:00、日曜定休。池袋院は木曜も定休日です。※最新の受付状況はWEB予約カレンダーをご確認ください。
参考・出典
本文は以下の公的機関・公的データベース・専門学会情報を確認し、効果を断定しない表現に調整しています。制度や医学的判断は変更されることがあるため、公開前に最新版を確認してください。
監修:わむず整体院 院長
本記事は一般的な情報提供を目的としており、特定の症状に対する診断や医療上の助言を行うものではありません。産後の体調に不安がある場合は、出産した医療機関・産婦人科にご相談ください。